いかがお過ごしですか、nittaです。
東北電力グリーンプラザ・アクアホールで、おてんとさん100周年記念事業の特別展『おてんとさん100年の歩み-仙台に咲いた子どもの文化-』を2021年5月11日(火)から16日(日)まで開催しています。(10-17時、最終日16時まで)
※写真撮影・記事の掲載については、主催者より許諾を頂いております。
正面奥左手から、『おてんとさん』のあゆみについて、写真とともにパネル展示が行われています。
日本初の童謡専門誌『おてんとさん』は、100年前にこの仙台から生まれました。
スズキヘキが愛用したペンとインク。
仙台では、大正末期に発行された『おてんとさん』という童謡専門誌をきっかけに児童活動が生まれた場所で、約1年後に資金難のため7巻で終刊となるのですが、その後も活動は多方面に影響を与え、『おてんとさんの会』により、現在もその意志が受け継がれています。
創作影絵(童謡『叱られて』)
創作影絵(童話『北風と太陽』)
影絵の台紙の数々。
100年前の1921年(大正10年)に『おてんとさん』という日本初の童謡専門誌が発行されましたが、その発行にあたり、八幡町の酒屋天賞の三男の天江富弥(あまえ とみや)と、北目町の詩人スズキヘキが、『おてんとさん社』の結社に深く関わっていることを知る方は少なくないかもしれません。
※かつては、仙台文学館にも『おてんとさん』の展示コーナーがありました。
昨年、店舗の後継者が見つかり、引き続き営業をされる飲食店『郷土酒亭元祖炉ばた』を立ち上げ、その店の初代店主となったのも天江富弥でしたが、そこではスズキヘキだけでなく造詣のある多くの文人の集いの場となり、様々な作品が世に送り出されていきました。
仙台の童謡文化『おてんとさん』について、詳しく知りたい方は足を運んでみてはいかがでしょうか。
それでは。